中国の農業農村部は16日、将来的に関連部門と共に活動方針を改め、活動の協調と政策の協同を強化し、財政、金融、民間資本導入などの手段により農村産業発展を力強く促進し、産業振興により農村の全面的な振興を促すと表明した。

　産業繁栄は農村振興の重点であり、数多くの農村の問題を解消するための前提でもある。このほど農業農村部などの部門及び各地方政府は持続的に農村産業クラスタの建設に対する政策サポートを拡大し、重点産業と資源要素に焦点を絞り、農業全産業チェーンの発展を促し、農村振興の産業新構図を構築している。

　同時に農業農村部は中国人民銀行、中国銀行保険監督管理委員会などと協力し、農業支援特別再貸付、生きた豚優遇金利貸付、担保費用率引き下げなどの政策措置を打ち出す。中国人民銀行は差別化預金準備率、金融包摂差別化預金準備率引き下げなどの政策措置により、銀行金融機関の農業関連の貸付拡大を促す。中国建設銀行、中国農業銀行、中国農業発展銀行などは農村振興金融部を設立し、農村振興にサービスを提供し、種子業への信用貸付の支援を拡大する。中国人民銀行は金融商品の革新に取り組み、農村担保の範囲を拡大し、農村請負土地経営権及び農民住宅財産権を担保とした貸付の試行を先頭に立ち展開し、金融機関による工場及び大型農機具担保などの信用貸付業務の革新的な展開を促す。

　また農業農村部などの部門はさらに民間資本による農業・農村投資のガイドラインなどを打ち出し、民間資本の導入を急ぎ、現代種苗業及び現代栽培業・養殖業などの13の重点産業及び分野への民間資本の投資を促し、奨励する。また農業・農村の効果的な投資拡大の意見を研究・策定し、各地の政策細分化を指導し、民間資本へのサービスとサポートを強化する。

　「中国網日本語版（チャイナネット）」2021年8月17日