中国人民銀行（中央銀行）の公式サイトで3日発表された情報によると、中国人民銀行はこのほど「中国金融安定報告書（2021）」を発表し、昨年以降の中国の金融体制の穏健性の状況について全面的に評価した。報告書は次の段階を展望し、次のように指摘した。

　常態化感染対策及び経済・社会発展の同時進行を続けると同時に、マクロ金融政策の連続性・安定性・持続可能性を保つ。穏健な金融政策は柔軟かつ正確、合理的かつ適度にする。ミクロ主体の活力を強め、零細企業、農村振興、製造業、科学技術革新、グリーンなモデル転換の発展を力強く支える。実体経済への金融サービスを強化し、経済の平穏かつ健全な運行を促進する。金融発展・金融安定・金融安全の関係を適切に処理し、金融リスク予防・警戒・処置・問責制度体制を健全にする。中小金融機関の改革のリスク解消を促し、信用リスクの引き下げに取り組む。株式市場、債券市場、為替市場の平穏な運行を維持し、外部からのリスクの衝撃に強く警戒し、備える。改革開放の掘り下げを続け、金利及び為替レートの市場化改革をさらに促進する。資本市場改革を着実に推進し、債券市場の高品質発展を促す。金融機関の改革を掘り下げ、原点回帰と専業特化を促す。リスクに効果的に備えることを前提とし、高水準の金融開放を持続的に拡大する。

　　｢中国網日本語版(チャイナネット)｣2021年9月6日