「2021世界観光都市連合会(WTCF)北京香山観光サミットおよび2021世界観光協力発展大会」が3日、北京で開幕しました。
世界観光都市連合会理事会執行副主席である北京市の王紅副市長は基調講演で、「世界観光都市連合会は世界観光の協力と発展を積極的に計画し、都市発展に力を与える重要な問題を検討し、団結・協力し、世界の人々の幸せな生活のために努力していく」と述べました。
王副主席は「新型コロナウイルス感染症は観光業に大きインパクトを与えたと同時に、観光産業の変革のプロセスを明らかに加速させ、世界観光業が回復・好転する積極的な態勢を見せている」という見方を示した上で、以下の三点の提案をしました。
第一には、観光管理モデルを革新し、都市管理レベルの向上を推進することです。王副主席は、会員都市が感染症対策の経験を相互に参考にし、観光都市の緊急救援システムの構築を強化させ、国際観光の安全確保のレベルを高め、都市部のコミュニティの管理レベルの向上にサポートを提供するよう期待しました。
第二には、市場ニーズの変化に適応し、都市のサービスレベルの向上を推進し、密を避けた観光という新しい要求に適応し、観光サービスの質の向上と便利化を力強く推進していきます。そのうえで、新たなサービス基準を適切に調整・確立し、感染症対策や品質の向上、企業のコスト削減の間に新たな均衡点を見いだすことです。
第三には、科学技術の力を融合させ、都市のスマート化レベルの向上を推進し、ビッグデータやスマート端末を存分に生かし、世界の観光都市をカバーする公共サービスプラットフォームを共同で構築することです。
王報道官はまた、「世界観光都市連合会はすべての会員都市と機関と手を携え、観光都市間の情報、文化、ガバナンスなど多分野の実務協力を共に推進し、世界観光業の回復と観光都市の発展を促進したい」と述べました。
「中国国際放送局日本語版」2021年9月5日