遼寧省、吉林省、広東省などの一部地域で最近、電力の供給と需要に逼迫が生じている。一部地域は秩序ある電力消費、停電による制限などの措置を講じている。「経済参考報」が全国各地の構造的な電力不足について調べたところ、地域によって具体的な状況が異なっていた。全体的に見ると、その背景には石炭価格の上昇などによる供給不足、経済回復に伴う受注増による需要増といった各方面の原因がある。

　本記事投稿まで、各地の電力などの部門はすでに、停電を最大限に回避し電力消費を保証する措置を発表している。業界内では、各方面の努力により電力供給の逼迫が徐々に和らぐと予想されている。それと同時に専門家は、「一次エネルギー価格の過度な上昇に対応する関連政策を早急に打ち出し、発電企業の発電の積極性を高めると同時に産業調整を秩序正しく進め、条件を備える地域で電力市場化改革を急ぎ、供給側の効率を高めるべき」と提案した。

　｢中国網日本語版(チャイナネット)｣2021年9月28日