国家統計局の付凌暉報道官は、「世界の自動車業界で半導体が不足するなか、中国の自動車輸出が高成長を維持できたことには、大きく次の2つの要因がある」と述べた。
(一)自動車業界は産業チェーンが長めで、企業の各方面に高い要求を突きつける。世界的に感染が拡大するなか、多くの海外企業の物流や生産・供給などに多くの問題が生じた。ところが中国は産業体系が比較的揃っており、関連する支援能力が高く、これらの面で大きな強みを握っている。
(二)中国の感染対策が全体的に上手く行っており、国内の生産及び生活の秩序が良く維持されている。これは自動車生産の安定運行にとって有利だ。また自動車の輸出の伸び率が高くなっているのは、昨年の基準値が低かったこととある程度関係している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年10月12日