国家郵政局は4日に発表した今年10月の中国宅配便発展指数報告書の中で、10月の宅配便業務量の前年同期比の伸び率が約25%にのぼり、10月の業務量が100億件を突破し、宅配便業務収入の前年同期比の伸び率が約24%にのぼると予想した。
同報告書は宅配便業界の規模が10月に急激に拡大したことについて、▽国慶節連休中にネット上の消費の活力が持続的に引き出された▽農産物の取り寄せが見所になった▽プラットフォームが「ダブル11」のピークを迎えるためプレセールを行った--を主因とした。
「ダブル11」が近づくなか、大手ECサイトはプレセールを開始している。オンラインの販売量の伸び率が顕著で、宅配便業務量が小幅増となっている。10月下旬以降の宅配便業務量は1日平均で約3億5000万件にのぼっている。
同報告書は、10月の宅配サービスは実物商品のオンライン小売額の9000億元超を支えると予想した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年11月5日