全国初の農村振興特設駅が開通

全国初の農村振興特設駅が開通。

タグ:農村振興特設駅

発信時間:2021-11-08 13:59:50 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 全国初の農村振興のために特設された駅、雲南大臨(大理〜臨滄)鉄道小湾東駅が6日、正式に開通し運営を開始した。この駅は中国鉄路昆明局集団有限公司が農村振興を支え、脱貧困地域の持続可能な発展を促進するため特設した駅だ。周辺の30万人超の住民の生産・生活に恵みをもたらす。


 小湾東駅は雲南省大理ペー族自治州南澗県小湾東鎮の瀾滄江の畔に位置する。毎日昆明・麗江・臨滄方面から始発する高速列車4往復がここで停車する。


 同日午後1時39分、白色の高速列車「和諧号」が龍のように山を越え谷を越え、時間通りに小湾東駅に到着した。南澗県小湾東鎮岔江村の査文才さんは、「私が20歳の年は、夜明け前にたいまつを持ち家から3時間かけて郷鎮に移動し、さらに大型トラックに乗り7時間揺られてから初めて県城に入った。今や高速列車が自宅の近くを通り、大理まで1時間、昆明まで3時間で移動できるようになるとは思いも寄らなかった。今年は妻と子供を連れ、歳を取った両親を支えながら初めて高速列車を体験した」と述べた。


 移動が便利なことよりも、農産物を列車で遠くに販売できることの方が重要だ。査さんは村の合作社に勤務しており、家庭でさらにクルミやザクロなどの果物を栽培している。今後は果物を遠くに売り、財布を厚くしようと考えている。「私一人が豊かになっても豊かになったとは言えない。村人を率いて鉄道発展の高速列車に乗り、共同富裕を実現しなければならない」


 査さんの実家は人口23万人の南澗イ族自治県にある。歴史、自然、地理などの理由により、経済・社会発展の基礎が脆弱で、脱貧困前は国家級貧困県だった。交通インフラも整っていなかった。大臨鉄道の同県内の長さは約40キロで、現地の名実相伴う「地下鉄」になった。


 小湾東駅の責任者である徐明勇氏は、「駅の完成と開通は、現地の移動条件を大幅に改善し、周辺地域と外部の客流と物流の往来を活性化させる。脱貧困地域内の持続可能な発展を促し、農村振興を支える」と説明した。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年11月8日


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