海外の深刻な感染状況により、世界の新型コロナウイルス検査キットの需要が激増している。BCCリサーチはリサーチ報告書の中で、世界の新型コロナウイルス検査市場の規模は2020年に603億ドルにのぼったが、21年には844億ドルに、27年には1951億ドルにのぼり、年平均成長率は15%にのぼる見通しとした。
2年弱の激しい市場競争を経て、国内の新型コロナウイルス検査キットの輸出が、有力企業に集中する傾向を示している。税関のデータによると、21年4-5月の輸出のピークにおいて、浙江省、福建省、北京市の輸出量がトップ3となり、21年下半期には急速に浙江省の企業に集中した。上述した3省・市の輸出データの変化は、主に東方生物、奥泰生物、安旭生物の輸出の急増によるものだ。うち東方生物の貢献が最大で、米国及びEUから昨年、大量の注文を受けた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年1月10日