国家体育総局が国家統計局の協力を受け行った、「3億人のウィンタースポーツの参加をけん引」という目標に関する統計調査によると、中国はすでにこの目標を達成した。全国のウィンタースポーツ参加者は3億4600万人で、住民の参加率は24.56%。
「北京2022年冬季五輪・冬季パラリンピックレガシー報告集(2022)」のデータによると、2016−17年冬季の氷雪観光客数は延べ1億7000万人で、氷雪観光収入は2700億元。2018−19年冬季の氷雪観光の1人平均消費額は1734元で、国内観光客の1人平均消費額の1.87倍。2020−21年冬季の氷雪観光客数は延べ2億3000万人で、氷雪観光収入は3900億元。
中央財経大学スポーツ経済研究センター長の王裕雄氏は、「スキーは新たなライフスタイルを代表している。人々の所得水準のさらなる向上に伴い、スキーの需要が急増する。スキー産業は関連産業、特に観光産業の高いけん引力を持つ。これはスポーツ産業における極めて潜在力の高い新たな成長元だ」と述べた。
中国観光研究院は「中国氷雪観光消費ビッグデータ報告書(2022)」の中で、2021−22年冬季の中国の氷雪レジャー観光客数が延べ3億500万人にのぼると予想した。この報告書はまた、東北地区には2025年までに氷雪観光客数が延べ3億人、観光収入が5000億元の氷雪観光市場の潜在力があると予想した。京津冀(北京・天津・河北)地区は延べ1億人、2500億元。新疆ウイグル自治区は延べ1億人、2000億元。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年1月27日