百度(バイドゥ)はこのほど、春節(旧正月、2022年は2月1日)連休期間の人気検索ワードに関するビッグデータを発表した。それによると、新型コロナウイルス感染症対策に協力して、一線都市・二線都市の居住者は積極的に「今いるところで年越し」をした。映画鑑賞が最も人気のある過ごし方になり、大作映画「長津湖之水門橋(The Battle At Lake Changjin II)」が、春節封切り映画の検索ランキングでトップに立った。旅行について検索する時は、ユーザーの7割近くが「近場旅行」を検索した。北京冬季五輪が始まり、中国選手の活躍が注目を集めただけでなく、ウインタースポーツも人気の娯楽イベントになった。寅年の今年の春節には社交・娯楽、飲食、スマートフォン・デジタル製品が3大消費分野になり、消費の中心を担ったのは「80後(1980年代生まれ)」と「90後(1990年代生まれ)」だった。
感染症対策の取り組みはまだ気を緩めてはいけない段階にある。ビッグデータによれば、一線・二線都市のネットユーザーの間では春節イベント関連の検索が昨年の春節期間よりも目に見えて増加し、三線・四線都市ではやや減少した。今年は多くの都市で出稼ぎ労働者や学校にいる学生たちが帰省しないで「今いるところで年越し」することを選んだ。
ビッグデータによって今年人気のあった春節10大イベントが明らかになった。「映画鑑賞」が今年もトップで、前年同期と比べると増加傾向を見せた。冬季五輪が開幕して、「生中継で競技を観戦」、「スキー・スケート」なども人気があり、検索も急速に増加した。一線都市の「今いるところで年越しをする人」は、多種多様なイベントを通じて、故郷を離れて過ごす春節に彩りを添えていた。
今年の春節消費では、社交・娯楽、飲食、スマートフォン・デジタル製品が3大消費分野になった。消費に関心を寄せる層を具体的に見ると、「80後」と「90後」が引き続き消費の中心で、「00後(2000年代生まれ)」をはじめとするZ世代も消費を担う層の仲間入りをした。
映画は多くの若者にとって今や「春節の新しい風習」で、今年も春節封切り映画の間で激戦が行われた。具体的に見ると、一躍トップに踊り出た「長津湖之水門橋」は注目度が非常に高く、「映画でも見ようか」という時に真っ先に選ばれる作品になった。次に続いたのは「ダークホース」のコメディ作品「這個殺手不太冷静(Too Cool To Kill)」と韓寒監督作品「四海(Only Fools Rush In)」。また「熊出没(Boonie Bears)」と「喜羊羊与灰太狼(Pleasant Goat and Big Big Wolf)」の人気国産アニメの新作も春節映画市場の戦いに加わり、子どもたちを大いに楽しませた。(編集KS)
「人民網日本語版」2022年2月12日