北京冬季オリンピックの開催は、中国では観光を含めたスキー産業を新たな高みに押し上げています。
今年の旧正月・春節の7日連休の間、オリンピック会場の国家アルペンスキーセンター付近にある八達嶺スキー場は観光客で賑わっていました。中にはスキー場にあるホテルに泊まって、オリンピックの実況中継を見ながら、スキーを楽しむ家族連れも多くみられました。
スキーインストラクターによりますと、マンツーマンの指導だけでなく、急増するニーズにこたえるため、団体レッスンも実施しています。
八達嶺スキーリゾートの責任者によりますと、例年に比べて、今年の春節連休中の観光客数は倍増していて、地元のレストランや店舗、民宿なども客足の増加で売上げが伸びたということです。
オンライン観光サービスを提供する携程旅行網(シートリップ/Ctrip))によりますと、スキー場付近のホテルの予約数や各種ウインタースポーツのチケットは春節連休中、前の年の同じ時期に比べてそれぞれ54%、40%増加したということです。
「中国国際放送局日本語版」2022年2月13日