中国物流・調達連合会はこのほど、2022年2月のグローバル製造業PMI(購買担当者指数)が前月比0.2ポイントと小幅に上昇して54.9%になり、2ヶ月連続で54%を上回ったと発表した。地域別に見ると、米州、アフリカはPMIが同上昇し、アジアと欧州は同低下した。人民網が伝えた。
関連報告の分析によると、指数の変化から見て、グローバル経済はこれからも回復の流れが続く。22年1-2月のグローバル製造業PMIの平均は54.8%で、前年同期比0.2ポイントとやや低下した。これは経済回復の取り組みはさらなる強化が待たれると言える。新型コロナウイルス感染症が蔓延してグローバル経済の回復に引き続き混乱をもたらしている。感染状況が深刻な国・地域では、製造業が明らかに動揺している。感染症による影響の中、グローバルサプライチェーンの安定性のさらなる強化が待たれる。原材料と労働力の供給不足は持続的に企業の経営コストを引き上げ、世界的なインフレ圧力は今なお大きい。欧米主要国の消費者物価指数(CPI)は前年同期に比べていずれも大幅に上昇した。また感染症が続くことで各エコノミーの回復の二極分化がさらに激化し、グローバル経済が抱える発展のアンバランスは短期的には改善が難しい。各国政府は経済回復とインフレ圧力への対応との間で難しい選択を迫られてもいて、方向性を絞った正確な政策を打ち出せば各国が経済の安定と回復を維持する上でプラスに働く可能性がある。(編集KS)
「人民網日本語版」2022年3月7日