消費の持続的回復の促進に代表・委員が「国貨消費」を提案

中国網日本語版  |  2022-03-10

消費の持続的回復の促進に代表・委員が「国貨消費」を提案。

タグ:消費

発信時間:2022-03-10 14:19:02 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 今年の政府活動報告は、「消費の持続的な回復を促進」とした。消費の新勢力である「国貨」(国産品)と「国潮」(中国風のファッショントレンド)製品は人々の購入意欲にどのように火をつけるのだろうか。消費回復にはどのような焦点が残されているのだろうか。記者は代表・委員を取材した。


 「製品とサービスの質向上」が今年の政府活動報告に書き込まれたことについて、全国人民代表大会(全人代)代表の石聚彬氏は深い印象を受けている。「製品の質は企業の魂だ。新消費時代に、企業はハードコアな製品の提供にいっそう専念し、高品質と優良サービスにより人々の消費の質向上と拡大の需要を満たすべきだ」


 食品、衣料品、コスメ、グッズ、家電、自動車など、消費市場で近年「国潮」ブームが生じている。


 全人代代表の姚忠良氏は、「さまざまな国潮製品が有名になっているのは、総合的な国力と一般人の消費の需要の向上のためだ。国貨が急速に変化する消費市場でシェアを獲得するためには、中国人の需要と考えに焦点を絞り、研究開発とイノベーションの取り組みを拡大し、製品の品種から消費シーンへの全面的な拡張を実現しなければならない。またモデル転換と高度化のペースを上げ、オンライン・オフラインの新たなチャンスを積極的につかみ、ブランドにより長期的な生命力を持たせるべきだ」と述べた。


 政府活動報告は、「イノベーションにより発展の質を高める」とした。全人代代表で、中国一汽紅旗工場技術処の整備士である斉嵩宇氏は、これを深く実感している。「人々の期待を裏切らず、製品技術、ブランド樹立、カスタマーサービスなどの各方面でイノベーションけん引を行い、中国民族ブランドの台頭・振興を後押しする」


 新産業・新業態・新ビジネスモデルが続出するなか、一部の伝統的なブランドはブランド認識の老化や過疎化などの問題に直面している。


 全人代代表、重慶市涪陵区南沱鎮副鎮長の劉家奇氏は、「伝統的な業界はなく、伝統的な考え方があるのみだ。国貨ブランドが時代に追いつくためには、モデル転換と高度化に持続的に取り組み、力強い市場の競争力を養う必要がある」と述べた。


 消費は経済成長の重要なエンジンだ。全国政治協商会議委員、中国飯店協会副会長の劉延雲氏は、消費市場のスムーズな回復を促すためには、消費の潜在力を引き出し消費の質を高める必要があるとの観点を示した。「中国には14億人超の巨大な消費市場がある。国産ブランドを受け入れやすいZ世代が徐々に新しい消費を主導する勢力に成長している。国貨台頭のチャンスをつかみ、オンライン・オフライン消費の融合を急ぎ、イノベーションによって効果的な供給の能力と水準を高めるべきだ」


 全人代代表の李偉氏は、「多様で個性的な消費の需要の持続的な高度化につれ、デジタル技術駆動能力が絶えず強化される。国貨を始めとする新消費市場は十分に老舗の文化と歴史の深い中身を十分に発揮し、全産業チェーンの新消費を深く掘り起こすことで、より多くの分野と消費者に国貨の光を届けるべきだ」と述べた。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年3月10日


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