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米連邦準備制度理事会（FRB）は現地時間16日、利上げを決定した。政策金利の誘導目標を0.25％ポイント引き上げ0.25−0.50％とすることを発表した。FRBによる利上げは2018年12月ぶり。
金融引き締めのペースが2006年以降で最も速い
今回の利上げの幅と時期はいずれも市場の予想通りだった。市場からより広く注目されているのは、FRBが会合後に発表した声明の、利上げとバランスシート縮小に関する新たな表現だ。今後持続的に利上げすることを明確にし、間もなくバランスシートの縮小を開始することを仄めかし、より急進的な立場を示した。FRBは今年の経済成長の予想値を下方修正し、昨年12月の4％から2.8％に引き下げたが、来年の予想値を2.2％で据え置いた。今年と来年の失業率の予想値はいずれも3.5％を維持。しかし今年の米国の物価上昇率の予想値を1.7ポイント引き上げ4.3％に、コアを1.4ポイント引き上げ4.1％に調整し、2％の目標を遥かに上回った。
FRBの複数の当局者は利上げドットチャートの予測に基づき、今年の年末までに政策金利が1.75−2％に上がると予想している。23年末までのその上限は2.75％に上がるという。中国銀行研究院の鄒子昂研究員は、「これは毎回0.25％ポイントのペースで利上げするならば、FRBは今年さらに少なくとも6回、来年3回利上げすることを意味する」と述べた。
海外メディアの報道によると、市場はFRBの会合後の声明が金融引き締めのペースが2006年以降で最も速いことを暗示しており、FRBの利上げペースもこれまでの予想よりも急進的になると見ている。
「中国網日本語版（チャイナネット）」2022年3月18日
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