国家統計局のデータによると、昨年の全国のオンライン小売額は前年比14.1%増の13兆1000億元で、伸び率が前年より3.2ポイント上がった。うち実物商品オンライン小売額は12.0%増の10兆8000億元で初めて10兆元を突破し、社会消費財小売総額に占める割合が24.5%に、社会消費財小売総額の成長への寄与度が23.6%にのぼった。
商務部の高峰報道官は、「中国のオンライン小売市場は昨年、安定成長を維持し、安定成長、雇用確保、消費促進の重要な力になった。新たな発展構造の構築を促すため積極的な貢献を成し遂げた」と述べた。
高氏はまた、「中国のサービス業は昨年、ECの革新的な発展の勢いが強かった。ECモデルの革新は、教育や医療などの高品質サービス資源の普及を促し、オンライン職業訓練サービスの購入が持続的に拡大した。オンライン飲食の全体的な伸び率が上がり、売上が前年比で30.1%増と、伸び率が前年比で27.9ポイント上がった」と続けた。
消費者の高度化を続ける需要に焦点を絞り、サービス業EC企業もサービス最適化を続けている。人々の夜間の薬購入の需要を満たすため、美団買薬は全国の薬局及び薬品企業と共同で、24時間営業薬局を支える民生サービス計画を打ち出した。これにより全国の24時間営業薬局が2000店から8000店に増加し、夜間に薬を購入するユーザーが4000万人弱増えた。
また高氏によると、農村ECが農村振興を効果的に支えている。昨年の全国農村オンライン小売額は前年比11.3%増の2兆500億元で、伸び率が2.4ポイント上がった。全国農産物オンライン小売額は2.8%増の4221億元。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年3月22日