新型コロナウイルスの世界的な感染拡大が続いているが、「六穏」(雇用、金融、貿易、外資、投資、予期性の安定 )「六保」(住民雇用、基本民生、市場主体、食料・エネルギーの安全、産業・サプライチェーン供給、末端の行政運営の安定確保)政策の力強い実施とビジネス環境の持続的な最適化により、中国の各種市場主体は昨年、安定成長の流れを保った。また昨年10月には1億5000万を突破するという歴史の節目を迎えた。
中国の1億5000万の市場主体のうち1億超が個人事業主だ。彼らの暮らしぶりは、中国の市場主体の生存状況を最も良く反映する。中国は現在すでに個人事業主の発展支援の部を跨ぐ連席会議制度を構築しており、全国市場主体登記登録サービスネット、全国個人・民間経済発展サービスネット、全国「小個専」(零細企業・個人事業主・専業市場)党建活動ネットを開設している。関連部門による減税・費用削減、金融サポート、テナント料減免などの企業支援策が次々と実施され、零細企業の発展の自信を深めている。
商事制度改革は市場主体の活力を引き出し、中国の特大規模市場の形成を促し、経済発展を力強く支えた。昨年の全国新設市場主体の2年平均の伸び率は10.3%で、コロナ前の水準にほぼ戻った。
中国マクロ経済研究院対外経済研究所の劉泉紅所長は、「市場主体は市場経済の基本的な細胞と力の単元、高品質発展の礎、強靭性と潜在力の源だ。市場主体の活力の引き出しは、供給側構造改革の掘り下げの主な原動力と目標の一つであり、また現代化経済体系の建設、中国経済の高品質発展の促進の重要な措置でもある」と指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年4月1日