「証券日報」がこのほど、銀行保険監督管理委員会金融許可証情報プラットフォームが発表したデータの統計を取ったところ、2021年商業銀行機関撤退リストのうち2805店の銀行支店が営業を終了した(前年比889店減)。昨年末現在の5大国有銀行の支店数と従業員数が前年比で大幅に減少した。
零壹研究院の于百程院長は、「モバイルネットワークの普及後、オンライン業務が多くの銀行の標準化業務の主要方法になった。支店で手続きを行う利用者の数が徐々に減少した」と述べた。
銀行は近年、フィンテックの取り組みへの重視を強めており、商業銀行支店のデジタル化モデル転換に顕著な成果・効果があった。しかし現在も多くの課題が残されている。易観分析の金融業界上級アナリストの蘇篠芮氏は、「銀行は人材導入の面で、外部人材の招聘を強化し魅力を高める必要がある。組織枠組みの構築において、デジタル化モデル転換と関連する部門を特別に設立することでデジタル化変革を促すべきだ。投入と産出については、戦略的発展の重点を明確にし、長期的な目で業務モデルの更新・調整を見据える必要がある」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年4月11日