中国は2022年BRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)の議長国を務め、BRICS首脳第14回会議を主催しました。8日、2022年第1回BRICS財務長官・中央銀行総裁会議はビデオ形式で開かれました。今回の会議では、参加者らが「ハイクオリティなパートナーシップを構築し、ともにグローバル発展の新時代を繰り広げる」というテーマをめぐって、マクロ経済情勢と政策の協調、新たな開発銀行、インフラ施設の投資、BRICS財政・金融シンクタンクのネットワークなどの議題に分けて討議し、今年のBRICS5カ国による財政・金融協力の成果の見込みについて意見を交わしました。
中国財政部の劉昆部長は8日夜に開かれた会議で、「目下、世界経済の成長するエネルギーが弱まり、国際情勢は複雑で厳しくなり、世界の発展は困難にぶつかっている。BRICS5カ国は責任感を持ち、協力を行い、マクロ政策の協調を強め、経済の安定化と回復に力を入れるべきだ」と述べ、より力強く、グリーンで良好な発展を実現させ、人類運命共同体の構築を促進していく決意を示しました。
会議に参加した各国の代表らは中国が議長国として果たしたリーダシップを賞賛し、関連分野における自国の政策面の経験や成功への実践を紹介したほか、今年のBRICS5カ国の財政・金融協力の成果について、前向きな意見と提案を出しました。
「中国国際放送局日本語版」2022年4月10日