国家統計局が18日に発表したデータによると、今年第1四半期の中国の経済成長率は4.8%だった。一部の地域で新型コロナウイルスの感染が再拡大し、ウクライナ情勢が複雑に変化し、第1四半期の中国の経済成長率に影響が生じたが、中国経済は依然として合理的な成長範囲内にある。
新型コロナウイルスの世界的な蔓延が現在も続いており、国際的な地政学的衝突が繰り返され、国際金融市場の変動が続いている。これほど複雑な外部環境に対応するため、中国は一連の的を絞った経済政策を講じた。その効果は徐々に顕在化している。
外資が持続的に実体経済に流入しており、中国市場の魅力に変化はない。国家外貨管理局のデータによると、2月の外貨売買は42億ドルの黒字で、3月は黒字がやや拡大した。2月の中国の貿易や直接投資など、実体経済関連のクロスボーダー資金純流入は前者が256億ドル、後者が88億ドルだった。
人民元レートの穏健ぶりからは、国際中長期投資家の中国経済への自信が見て取れる。3月末現在の人民元対米ドルレートは1ドル=6.3433で、昨年末と比べ0.5%の元高となっている。同期に米連邦準備制度理事会の利上げなどの影響を受け、米ドルレートが2.4%上昇した。ユーロや円などの主要非米ドル通貨のレートが下がった。
内部の確実性により外部の不確実性に対応する。そこからは中国経済の強靭性と実力をうかがい知ることができる。外部環境の複雑で激しい変化に対して、中国は十分な政策の余地と政策ツールを持っている。自国中心を堅持し、経済の穏健な成長を保証できる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年4月19日