最近、上海市をはじめとする省・市の社会・経済・生活が、新型コロナウイルス感染症の打撃を受けている。このたびの感染症は今年の経済成長率目標の達成に影響するだろうか。
国家統計局の報道官を務める国民経済総合統計司の付凌暉司長は、「次の段階の動向を考えると、短期的な経済運営には一定の圧力が加わるだろうが、通年で見れば、中国経済には安定した成長を維持するための有利な条件がたくさん備わっている。1つ目の条件は消費の回復状況が続くとみられること。2つ目は投資による牽引効果が向上するとみられること。3つ目は産業の高度化と発展の歩みが加速していること。4つ目はグリーン・スマートへのモデル転換による牽引力が増強していること。5つ目は対外開放のボーナスが引き続き顕在化していること。6つ目はマクロ経済政策が絶えず効果を上げていることだ」と述べた。
付氏は、「総合的に見て、中国は産業システムが整い、極めて大規模な市場に大きな可能性があり、改革開放のボーナスが多く、経済のガバナンス力が強く、各種のリスク・挑戦に効果的に対応することが可能だ。通年で見れば、中国経済は回復と発展の情勢を維持するだろう」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2022年4月19日