感染拡大が収まらず、地政学的な緊張が生じ、物価が上昇するといったさまざまな圧力を受け、世界経済の不確実性が高まっている。世界2位の経済体、最大の貿易国、主要外資流入先である中国は数多くの試練に直面している。しかし試練に対応する中国のプランと行動は、世界により多くの確実性をもたらしている。
財政金融政策は雇用を優先し、経済の基礎を安定させている。今年の3兆6500億元の新規特別債割当枠のうちプロジェクト建設部分がすべて分配され、効果的な投資を支える重要な力を発揮している。20の消費政策が消費の経済循環に対するけん引効果を発揮している。北京市は今年4月に企業支援の18の措置を打ち出し、産業チェーン・サプライチェーン安定協調メカニズムを構築した。上海市は重点企業「ホワイトリスト」制度をつくり、工業企業の操業再開を秩序正しく進めている。
感染症の影響を受け、中央と地方は一連の経済安定の積極的な政策を打ち出した。関係者は感染対策に取り組むと同時に、より正確な「点滴灌漑式」のサポートの提供に尽力している。ビジネス環境の改善、政策の実行により大きな力を注いでいる。今年通年の約1兆5000億元規模の増値税控除留保税額還付は、その最も説得力のある例の一つだ。
また新たな発展構造の構築を急ぎ、力強く強靭な国民経済循環体制の建設を促す一連の政策措置が最近、次々と打ち出されている。国家統計局の付凌暉報道官が、「感染症が中国経済の安定運行の流れを変えることはない。各種政策のサポートを受け、国民経済は回復を早め、安定的な上昇を実現する」と述べた通りだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年5月24日