「税電指数」は企業の税収・売上明細書データと電力消費データを結びつけ、モデル計算によって導き出される。税電指数が100を上回ると好況で、数値が上がるほど好況ということになる。四川省、江西省、浙江省、内蒙古自治区などは現在この指標を、現地の経済運行を研究・判断するための「バロメータ」としている。
業界別に見ると、工業分野指数がその他の分野を上回っており、工業経済によるファンダメンタルズ安定効果を示している。今年に入り、江西省の毎月の工業税電景況感指数はいずれも景況判断の分かれ目となる100を上回り、105以上で推移している。四川省の第1四半期の工業税電指数は108.21と好況で、製造業の毎月の税電指数も100以上で推移している。
経済の原動力を見ると、有力産業の支援力が強く、イノベーションや新エネなどの新しい原動力の成長ペースが上がってる。
浙江省がこのほど発表した最新データによると、昨年の浙江省デジタル経済コア産業税電指数は144.3で、全業界平均の127.1を上回った。うちソフトウェア・情報技術サービス業及びコンピュータ、通信及びその他の設備製造業の税電指数が特に好調で、前者が150.7、後者が148.5だった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年5月24日