年に一度のショッピングイベント「618」が開幕した。しかし、近頃一部の地域で新型コロナウイルスが再流行していることなどが影響し、今年の「618」は多くの試練に直面している。中でも、重要な部分である宅配業は人材不足や物流が阻まれるなどの状況にあり、配達と集荷が困難となっている。
現在、多くの地域のコロナ流行は収まってきている。ネット通販のショッピングイベントの到来は、配達業の回復を後押しするとみられる。
国家郵政局によると、新型コロナの影響で業界の発展は鈍化したが、国家郵政局と各省(区、市)の業界円滑化作業体制の構築、『国家郵政局の郵政配達業円滑化の若干措置に関する通達』の公布に伴い、政策と問題の難点は解決され、業界の回復の兆しが見られ、安定した回復に向かうことが期待される。
快逓100の統計を見ると、情報化レベルとスマート連携効率の高い宅配企業は回復が速い。同社の雷中南CEOは、新型コロナの不確定性により宅配業はダメージを受けたが、業界の発展動向に変化はないと見ている。新型コロナによる最悪の時期は過ぎ、宅配業が肝心な産業という地位がより際立ち、危機を転機に変えることは業界の共通認識になり、宅配市場の合理的整合にも有利になるという。
貫鑠資本のCEOで宅配業専門家の趙小敏氏は『証券日報』に対し、コロナ禍の宅配業の競争の動きを考慮すると、今年、宅配企業はキャッシュフローの確保を優先し、自身の競争力の向上により目を向け、企業の枠組みとネットワークをアップデートする必要があると話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年5月27日