・暴論その二 中国経済が減速し、制御不可に
一部の西側金融機関はこのほど、今年の中国経済の成長率の予想値を引き下げ、中国経済の先行きを悲観した。ある西側メディアは、中国経済が「大きなリスク」に直面しており、「極めて危険な状態」に陥っていると伝えた。
真相:中国の今年第1四半期のGDPは前年同期比4.8%増で、全国の消費者物価指数は前年同期比で1.1%の上昇だった。世界に目を向けると、中国の経済成長率は主要経済体のうちトップレベルで、物価の伸び率は低い水準だ。
14億人超の人口と4億人超の中所得層、1人平均GDPが1万ドル超の特大規模の市場を持ち、製造業付加価値額が12年連続で世界一で、産業チェーンとサプライチェーンの強靭性が高い。これらの強みは引き続き需要と供給の両側から、中国経済の長期好転を支える。
それと同時に、中国政府は赤字比率が低く、債務は全体的に制御可能で、政策ツールが多い。現在はマクロ政策の取り組みの拡大が続き、増量政策ツールが検討中で、成長安定策がさらに奏効する見通しだ。
米イリノイ工科大学のハイリ・トゥルク教授(経済学)は、「短期的な利益よりも、中国の経済対策は長期の構造的な成長を重視する。これは中国による感染対策と経済・社会発展の同時進行によって深く示されている。中国経済は成長の潜在力が高く、将来を楽観できる」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年5月26日