中国製ロボット、韓国市場への進出を加速

中国網日本語版  |  2022-06-07

中国製ロボット、韓国市場への進出を加速。韓国メーカーは最近、生産ラインと物流に機械化作業を導入している。これを背景とし、中国製のロボットが韓国で市場シェアを急激に拡大している…

タグ:無人輸送機 ロボット 市場 企業

発信時間:2022-06-07 11:20:07 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 韓国の某社は先ほど中国の物流機器メーカーと協力意向を固めた。中国企業が無人輸送機を生産し、その価格は韓国で生産される同レベル製品の半分のみ。関係者は、「中国製の機器は品質面で韓国製にやや劣るが、低価格でコストを大幅に削減できるため、韓国で徐々に市場シェアを拡大している」と述べた。韓国紙「朝鮮日報」が伝えた。


 韓国メーカーは最近、生産ラインと物流に機械化作業を導入している。これを背景とし、中国製のロボットが韓国で市場シェアを急激に拡大している。試算によると、大手韓国企業が導入する物流ロボットの6割以上が中国製だ。業界関係者は、「物流機器産業は3年内に全世界のロボット市場の半分を占める。韓国の物流機器産業は中国に圧倒されており、発展が困難だ」と述べた。


 中国製ロボットが韓国市場を独占した秘訣は、低価格だ。韓国製の物流ロボットの価格は3000万から1億ウォンだが、中国製品はその半分のみ。この価格の競争力は、広東省の深セン市や東莞市などの政府が中心になり設立したロボット産業団地から得られる。これらの団地内のロボットメーカーは、設備投資の10%、売上の15%の補助金などの優遇措置を受けられる。政府の力強い支援を受け、中国の物流ロボット業界で昨年の売上が200億ウォンを超えた企業は36社にのぼった。韓国最大の物流ロボット企業5社の売上は、合計しても100億ウォンほどだ。

 

 中国製の攻勢を受け、韓国企業は特定用途向けのロボットに注力し、残された市場を占めようとしている。しかしOEMを採用するだけの韓国企業も多い。中国製のロボットを韓国国内で販売し、アフターサービスだけを担当するロボット企業に成り下がっている。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年6月7日

Twitter Facebook を加えれば、チャイナネットと交流することができます。
中国網アプリをダウンロード

日本人フルタイムスタッフ募集     中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで