韓国の今年1−5月の貿易額に占める対中貿易の割合は23.4%で、世界各国の中で最も高かった。中国とのコンテナ往来の増加により、仁川港のコンテナ輸送が回復に向かっている。仁川港務局のデータによると、仁川港が5月に処理した中国からのコンテナは前年同期比2.8%増で、仁川港の貨物輸送回復をけん引する重要な要素になった。
中国の貨物輸送をより多く担うため、仁川港は仁川国際空港と協力し中韓のシー・アンド・エア輸送を拡大する。双方は12日に事業提携協定に署名した。地理的に近く、物流の緊密なつながりを持つ2大輸送機関の優位性を共に活用し、対中シー・アンド・エア輸送の持続的な拡大を促す。仁川空港によると、中韓政府は現在、仁川―威海内陸転送サービス(RFS)を推進している。仁川空港は中韓シー・アンド・エア輸送を活性化させる研究を独自に行っている。
RFSは複合連絡運輸サービスの一種で、中韓を往復するフェリーに貨物トラックを直接載せ、下船後に仁川国際空港に直接向かい、さらに貨物を他国に空輸する。その間、中継・待機の必要がない。税関手続きの簡略化により、中韓間のシー・アンド・エア輸送効率がさらに上がる見通しだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年7月14日