他の産業と同様、世界の技術産業が今日あるのは、経済のグローバル化が進む中で、資本や土地、労働力などの生産要素を自由に組み合わせた結果であり、世界経済の利益を最大化するために必然的に生まれてきたものだ。米国が愚かにも己の力だけで市場ルールを歪めたり、利己的な欲望を満たし、自国の覇権を維持するために世界の技術産業チェーンを再編しようとしたりすることは、自ら「陶器屋に猛牛を連れ込む」ようなもので、世界秩序を転覆し破壊することなるだろう。
中国外交部の趙立堅報道官が発言したように、米国が他国に「技術封鎖」や「技術の切り離し」を行うことは、他国に(技術依存から)目を覚まさせ、自主、自立、自強の実現を加速させることになるだけだ。人の行く手を阻もうとすることは、己の行く手を自ら阻むことにしかならない。
米国は仲間外しに躍起になっているが、こうした目論みは成功するどころか、かえって自らを孤立化させてしまうことになるだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年7月17日