中国では7月の乗用車販売(小売)台数が前年同月比20.4%増の181万8000台に達し、この約10年の7月で2番目の伸び幅となりました。「産業チェーンの持続的回復」「電気自動車・プラグインハイブリッドカー・燃料電池車・水素自動車をはじめとする新エネルギー車(新エネ車)の販売旺盛」「輸出規模の持続的拡大」という3つの特徴が際立っています。
新エネ車において、生産と供給の充実化、ガソリン価格の上昇予想、政策の奨励などが、市場拡大に大きな原動力を注いだとみられています。乗用車業界団体の乗用車市場情報聯席会(CPCA)は、新エネ車の年間販売予測を以前の550万台から600万台に引き上げました。
また、CPCAがこのほど発表したデータによりますと、7月の国内乗用車生産台数は合計215万8000台で、前年同月比41.6%という大幅な伸びを示しました。また、1~7月、乗用車の生産台数は前年同期比11.8%増の1238万6000台で、乗用車生産の全面的な回復を見せました。それは企業の自信がアピールされただけでなく、国内自動車市場の構造的かつ段階的な成長に強固な基礎が打たれたとされています。
「中国国際放送局日本語版」2022年8月16日