3大航空会社の上半期の赤字は500億元弱、下半期の回復は?

中国網日本語版  |  2022-08-31

3大航空会社の上半期の赤字は500億元弱、下半期の回復は?。

タグ:航空会社 赤字

発信時間:2022-08-31 14:17:53 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 3大航空会社は今年上半期、過去最大の試練を迎えた。中国国際航空、中国東方航空、中国南方航空は30日夜、今年上半期の財務報告を発表した。3社の純利益は496億5900万元の赤字で、すでに昨年通年の赤字を上回っている。感染症の影響、燃料価格の高騰、為替変動などにより、3社は上半期に巨額の赤字を計上した。


 苦境に直面した3社はコスト削減、旅客機の貨物機への変更、割当増資などの手段で積極的に自力救済の策を講じている。


 情報によると、東方航空は今年、旅客機の貨物機への変更に取り組んでいる。統計によると、東方航空物流は6月1−5日にかけて累計232機を旅客機から貨物機に変更し、計4125トンの貨物を輸送した。前者は前月同期比383.3%増、後者は390.1%増となった。


 資金面について、中国国際航空はこのほど公告を発表し、新たに150億元未満の資金調達を予定しているとした。航空機導入プロジェクトと流動資金の補充に充てるとし、うち後者は42億元。東方航空も今年5月に2022年度非公開A株発行プランを発表した。この非公開発行による資金調達額は150億元未満で、うち流動資金の補充に45億元が充てられる。


 民間航空業の関係者である林智傑氏は、割当増資は航空各社が感染症の難関を乗り切るための重要な措置であると見ている。流動資金の補充、資産の負債比率の引き下げが主な狙いだ。


 自力救済のほか、中国民用航空局も支援を行っている。民用航空局は今年に入り各種政策を打ち出し、企業が難関を乗り切るため支援している。


 さらに3社は市場回復中に機種を更新し、機数を増やしている。3社はこのほど公告を発表し、エアバスのA320neoシリーズの調達に同意したと発表した。うち南方航空は96機、東方航空は100機、中国国際航空及びその子会社は96機を調達。この計292機の受注金額は2500億元弱。


 業界専門家は、3社が巨額の資金を費やし新型機を調達することは、市場に自信を持っていることの重要な現れであると見ている。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年8月31日


Twitter Facebook を加えれば、チャイナネットと交流することができます。
中国網アプリをダウンロード

日本人フルタイムスタッフ募集     中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで