中国とASEANの協力の道は、双方の強い経済的補完性によってますます広がっている。近年は中国とASEAN各国の急速な経済発展に伴い、双方の要素資質、産業構造、比較優位の面で前向きな変化が見られ、経済的補完性が著しく高まっている。中国は「世界の工場」から「スマート製造大国」「世界の市場」への歩みを加速させており、生産能力の輸出や技術協力に対する需要の一部はASEAN諸国が持つ資源と人件費の優位性とマッチする。また、中国の中間所得層の拡大は、ASEANの熱帯果実、皮革、米、ゴムなどの製品に大きな市場余地を提供している。
中国とASEANの協力の道は、政府高官の適切な戦略的リーダーシップによってますます広がっている。「一帯一路」構想の発表後、インドネシアの「世界海洋支点」戦略、ベトナムの「二廊一圏」計画、カンボジアの「四隅戦略」などASEAN諸国は連動する戦略を打ち出した。中国とASEANは、政府高官の戦略的リーダーシップによって互いの長期発展計画を協調的に推進、双方の利益を融合させながら相乗効果を生み出し、互恵とウインウインを実現している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年9月24日