人民元の国際決済におけるシェアは2021年12月に2.7%に上昇し、日本円を抜いて世界4位となり、2022年1月にはさらに3.2%に上昇し、過去最高となった。
国際通貨基金(IMF)が発表した公式外貨準備通貨構成(COFER)データによると、2022年第1四半期の世界の外貨準備に占める人民元の割合は2.88%に達し、2016年に人民元が特別引出権(SDR)通貨バスケットに加わった際より1.8ポイント上昇し、主要準備通貨の中で5位となった。
これと同時に、実体経済関連のクロスボーダー人民元決済量は比較的速い成長を維持し、大口商品、クロスボーダー電子商取引などの分野は新たな成長ポイントとなり、クロスボーダー双方向投資活動も依然活発さを保っている。人民元相場は全般的に双方向の変動傾向を維持しているため、市場主体が人民元を用いて為替リスクを回避するニーズが徐々に増加していることが背景にあるとみられる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年9月27日