北京市で暮らす米国人女性の于中美さんは、中国の「国潮」に夢中だ。彼女はよく漢服を着用し、扇子を手にし、公園の東屋や橋の間をそぞろ歩きする。西側の顔、東洋の装いで、彼女は独特な風景になった。
于さんは90年代に中国北方の都市、大連に生まれる。6歳の時に両親と共に米国に戻った。高校生の頃に北京を訪れ、それから十数年生活している。中国伝統文化への心からの愛により中国に戻ったという。
「国潮風」の流行は于さんのために、中国伝統文化と慣れ親しむ新たな扉を開いた。于さんは、伝統文化が人々の日常生活に浸透し、より親しみやすくおしゃれで手が届く存在になっていることを喜んでいる。
于さんはそこから事業発展のアイデアを得た。彼女は企業を創設し、短編動画を撮影し中国伝統文化への熱意を共有することを決めた。彼女の作品は海外のSNSで各国のネットユーザーから好評を博している。
于さんは、「美しい物事への熱意に国境はない。中国伝統文化には時空と国境を越える限りなき魅力がある」と語る。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年10月3日