現在、多くの欧州諸国が冬に備え、十分な天然ガスの備蓄があると表明していますが、国際エネルギー機関(IEA)のファティ・ビロル事務局長は5日、フィンランドの首都ヘルシンキでのインタビューで、「今年の冬は順調に越せたとしても、状況が変わらなければ、来年の冬はさらに厳しくなるだろう」と語りました。
ビロル事務局長は、この冬の天然ガス消費の後、欧州各国の天然ガスの備蓄量は2023年2月から3月までに、25〜30%まで減少する見通しであり、それまでに、欧州の天然ガス供給の問題が解決されていなければ、来年の冬、欧州諸国はさらに厳しいエネルギー事情に直面することになるため、早期に備える必要があるとの考えを示しました。
「中国国際放送局日本語版」2022年10月7日