国慶節連休中(10月1-7日)の消費は常に、消費市場の動向を観察する重要な窓だ。今年の連休中には、地元旅行と近場旅行が新たなブームになった。消費の新シーンと新業態が消費の新たな原動力を引き出し、個性的で多元的な消費がさらに注目を集めた。国慶節連休中は消費が旺盛で、消費の高い潜在力が短期間内に集中的に引き出され、消費市場の回復をけん引した。これは中国経済の高い強靭性と活力を示した。
今年の国慶節連休中、地元旅行と近場旅行が多くの住民の最大の選択肢になった。文化・観光部が発表したデータによると、都市郊外の公園を訪れた観光客は23.8%、都市周辺の農村は22.6%、都市の公園は16.8%でトップ3を占めた。新型コロナウイルス感染症の影響を受けるなか、地元旅行と近場旅行は住民のレジャーの需要を満たす重要な手段となった。観光客は近場の魅力を探り、発見すると同時に、地元の消費市場を活気づけた。美団が発表した今年の国慶節消費データによると、地元での消費が77.4%を占め、連休経済の新たな原動力を引き出す「メインエンジン」になった。長期連休中の地元業態の1日平均消費額は今年のメーデー連休(4月30日から5月4日)より34%増加し、2019年の国慶節連休より52%増加した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年10月9日