多くのASEAN諸国の農産物企業経営者は、RCEPの一連のルールの適用に伴い地域内の貿易コストが大幅に下がり、貿易円滑化水準がさらに上がり実益を手にしていると述べた。
高効率でスムーズ、越境貨物輸送量が大幅増
西部陸海新ルートや中国ラオス鉄道などの重大プロジェクトの推進を受け、地域内のコールドチェーンや冷蔵倉庫などの関連インフラが近年、持続的に整備されている。ASEAN諸国の農産物は中国市場によりスムーズに入れるようになった。タイのドリアンを例とすると、中国市場には空輸のほか陸上輸送を選択できる。もしくはレムチャバン港から船で広西欽州港や広州港南沙港区などに輸送できる。
中国鉄路昆明局集団有限公司の統計データによると、中国ラオス鉄道の今月7日までの累計貨物輸送量が1000万トンを上回った。うち越境貨物輸送量は180万トン超で、価値にして120億元を超えた。中国の25省が中国ラオス鉄道国際貨物列車の運行を開始した。貨物輸送はすでにラオス、タイ、ミャンマー、マレーシア、カンボジア、シンガポールなどの国・地域を網羅している。輸送貨物は初期の化学肥料や雑貨などから、電子機器、太陽光発電、コールドチェーン果物などの1200種超に拡大している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年11月10日