世界経済フォーラム(WEF)は先ほど、最新の「ライトハウス」リストを発表した。新たに入選した11軒のうち中国は5軒。ライトハウスはWEFとマッキンゼーが共同で選出する。世界の製造業のインダストリアル4.0のリーダーであり、デジタル化モデル転換のモデルでもある。現在の世界のライトハウスは114軒で、うち中国は42軒で3割超を占め世界最多。
ライトハウスの急増の裏側には、中国の製造業によるデジタル化がある。第14次五カ年計画(2021−25年)以降、中国はデジタル産業の新業態・モデルの育成を急ぎ、積極的にスマート化・デジタル化に取り組んでいる。ライトハウスはその典型的な代表者だ。スマート化、デジタル化、自動化などの先進技術のエンパワーメントにより、ライトハウスは生産効率と生産力を上げ、省エネ・排出削減及び経営最適化を促進した。
デジタル化モデル転換は製造業の「選択科目」ではなく、中国経済と企業の長期発展に関わる「必修科目」だ。中国のライトハウスの裏側にあるデジタル化については、次の3点から観察できる。(1)国家戦略レベルで製造業のデジタル化を促進中。(2)デジタル化モデル転換の優位性が企業により多くの競争の優位性を与えた。(3)デジタル・実体融合が市場の新たなチャンスと産業の新たな原動力をもたらす。(筆者・劉典復旦大学中国研究院デジタル一帯一路研究センター客員研究員)
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年11月10日