BMWグループはこのほど、中国への約100億元の追加投資を発表した。瀋陽生産拠点の動力バッテリー生産プロジェクトの大規模な増築に用いる。
自動車製造分野の外資持株比率の規制の全面的な撤廃に伴い、BMW、VW、ヒョンデなどの海外自動車メーカーが対中投資を拡大し、かつイートン・カミンズなどの自動車部品メーカーの対中投資拡大をけん引している。
外資系自動車メーカーは中国での事業展開を加速し、かつ電動化に積極的に転向している。これは中国の高水準対外開放が中国の高品質発展に外資を集めることの縮図だ。
米紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」はこのほど、「新型コロナ発生後、中国の実行ベース外資導入額は高い伸び率を維持している。これは主に中国が真っ先に感染拡大を封じ込め、経済が持続的に回復したことと、政府が外資安定の措置を打ち出したことによるものだ」と伝えた。
中国は今年、全国及び自由貿易試験区の新しい外資参入ネガティブリストを導入し、外資の市場参入条件をさらに緩和した。外商投資法法執行検査を展開し、市場化・法治化・グローバル化されたビジネス環境を持続的に構築している。各部門が「製造業を重点とする外資の増量拡大・ストック安定・質向上の促進に関する若干の措置」を発表し、外資導入の高品質発展を促している。「外商投資奨励産業目録(2022年版)」を施行し、先進製造や現代サービスなどの分野及び中西部地区の外資導入を促している。広交会、消費財博、服貿会、輸入博の開催に成功し、世界各国に向け開放・協力の国際的な舞台を築いた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年11月18日