アップルと中国には二つの関係がある。まず、アップルはサプライチェーンの寸断を避けるため中国からの生産移転を検討しているようだが、これには数十年かかるとみられる。次に、中国は今やアップルにとって最大の消費市場の一つになっており、また低コストでより大きな市場シェアを得られる数少ない国の一つでもある。米サイト「ビジネス・インサイダー」が伝えた。
アップルが生産するiPhoneの5分の1が中国に出荷される。アップルは米国及び多くの国で約50%の市場シェアを占めているが、中国ではまだ発展の余地がある。中国の今年第3四半期の携帯電話販売台数に占めるアップルの割合は15%で、販売台数で4位のブランドとなっている。
アップルは中国人消費者を引きつけようとしながら、中国政府に好意を示している。昨年の報道によると、アップルのティム・クックCEOは中国企業からより多くの材料を調達し、中国のソフトウェア製造に協力することで合意した。
専門家によると、アップルは中国で大きな成長を遂げたが、依然として贅沢品・高級ブランドだ。アップルのハイエンドスマホ市場における最大の競争相手はファーウェイだ。アップルの現在の中国における市場シェアは、現地の3ブランドに次ぐ4位。中国の数億人の潜在的なユーザーがiPhoneのユーザーになれば、アップルは中国の工場で働く労働者を必要としないかもしれないが、中国人消費者が非常に必要になるだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年12月16日