「信心比黄金更重要(自信は金より貴し)」――。今日の世界経済は、新型コロナウイルス感染拡大による不安定な情勢や高インフレ、需要の減退、地政学的な衝突、エネルギーや食糧の安全保障といったさまざまな課題を抱えている。中国では、春節(旧正月)の消費ブームとそれに伴う景気回復が予想を上回ったことで、世界経済の回復に貴重なまでの自信を注入する結果となった。
株式市場への投資は景気の先行指標であるが、香港ハンセン指数は6週連続上昇の好調ぶりを示した。特に1月の14%上昇は30年ぶりの年間景気好スタートを意味している。世界中の資金が中国市場に流入し、中国経済に対する投資家の期待が大幅に強まる可能性が高い。
米金融情報サービス大手のブルームバーグは、トレーダーは中国の成長モメンタムの強まりに鼓舞されていると指摘。中国政府によるコロナ対策の最適化・調整の実施を受け、春節期間中の小売売上高、観光収入、興行収入などの消費データが大きく回復したことから楽観視していると報じた。
インドの日刊英字紙タイムズ・オブ・インディア電子版は、中国国内の経済活動がコロナ前の水準に戻っており、世界の貿易・経済にとって好材料になると指摘。世界市場では楽観的な見方が広がっており、全て通常に戻る動きが見られると報じた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年2月18日