・深刻な階級の固定。米経済学者のラジ・チェティ氏らの研究によると、所得が両親を上回る米国人の割合は1940年代の90%超から1980年代の約50%に低下した。うち中産階級の世帯の下げ幅が最も大きく、若者の所得増の機会が減少した。これは経済成長率の低下ではなく、富の分配の不公平が主な原因だ。オバマ政権で米経済諮問委員会の委員長を務めたアラン・クルーガーは、米国社会の深刻な不平等により世代間の流動水準が低くなり、「グレート・ギャツビー・カーブ」を形成したとの見方を示した。個人の経済状況は両親の経済的な地位によって決まることが多いというのだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年2月24日