世界の発展像の中で、「中国の印」が増え続けている。新時代における中国は世界と手を携え、革新・協力・ウィンウィンの素晴らしい成果を築いてきた。

　国連の産業分類において、中国は世界で唯一、工業の全分類を保有する国として、2022年世界革新指数ランキングで11位に上昇した。多くの多国籍企業は中国の魅力について、市場規模が大きいだけでなく、産業チェーンが最も整備され、世界の科学技術革新の重要な源にもなっていると考えている。

中国の革新成果は世界に恩恵を与え続けている

　ポルシェ中国総裁・最高経営責任者(CEO)の柯時邁氏は、「ポルシェにとって、中国は単なる販売市場というだけはなく、革新の原動力として重要な発展の勢いをけん引し、世界経済に影響を与えている」と話した。

　中国はメドトロニック（Medtronic）が世界で唯一、２つの革新センターを持つ市場である。メドトロニックのグローバル上級副総裁で中国総裁の顧宇韶氏は、「中国市場を単なる生産基地というだけでなく、いつか、最も主要な革新の源の一つにしたいと考えている。これも革新センター創立の初心」だと話した。

国内外企業のサプライチェーン協力は着実に前進

　工業の種類が揃い、インフラが完備されているという固有の優位性を土台に、中国は世界の産業チェーンにますます溶け込み、多くの国内外企業が協力を深め、競争を通し、生産要素の融和と共同作業の優位性をはっきりと示している。

　ロレアルは蘇州で世界初のスマート運営センターの礎石を立ち上げ、2023年9月に運営を開始する予定。各多国籍企業は中国市場に最初の投資会社を設立し、中国の業界パートナーとともに革新の強化し、対中投資を増やし、中国を戦略の重心の一つにし、中国のサプライチェーンの優位性を十分に利用し、企業の世界競争力を高めようと目指している。

　ジョンソン・エンド・ジョンソン（Johnson ＆ Johnson）グローバルシニア副総裁・中国主席の宋為群氏は、「中国が革新駆動の質の高い発展を促進し、多国籍企業により一流のビジネス環境を作り、ハイエンド・スマート製造と先端技術の発展に力を入れることは、中国のサプライチェーンの世界産業チェーンにおける地位の向上に繋がる」と話した。

　持続的な開放拡大に関する措置、ビジネス環境の改善、特大規模の市場優位性、内需の潜在力は中国経済に十分な靭性・潜在力・活力があることを示した。これらは多国籍企業にチャンスに満ちた「黄金の扉」を開くことになる。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2023年3月3日