貿易と外資は国の経済を観察する重要な窓口であり、多国籍企業は世界市場をつなぐ重要な架け橋である。
中央インターネット情報弁公室インターネット伝播局が指導し、上海市委員会インターネット情報弁公室、中国新聞網が主催する「新時代の新たなチャンスーー中国における多国籍企業」をテーマにしたメディア取材活動がこのほど、実施された。
多国籍企業はなぜ中国に興味を持つのか、各企業は実際の行動や体験を通して答えを出した。
近頃、多くの注目を集める国際ビジネスの巨頭が財務報告書を発表した。世界経済が複数の不利な要因の影響を受ける中、多国籍企業の中国での販売データは良好で、投資を着実に推し進め、業務開拓を急速に拡大している。
ジョンソン・エンド・ジョンソン(Johnson & Johnson)グローバルシニア副総裁・中国主席の宋為群氏は、「ジョンソン・エンド・ジョンソンは、中国の今後の経済成長、中国市場開拓の素晴らしい未来に自信を持っている。医療健康市場の巨大な潜在力も引き続き放出されると考えている」と示した。
「自信満々」「自信を持っている」・・・「自信」は多国籍企業の経営者と従業員が取材でよく口にしたキーワードである。では、自信はどこから来るのだろうか。
自信は中国経済の巨大な潜在力から生まれた
5年間の中国経済の年平均成長率は5%を超え、世界の平均水準を上回った。10年で経済規模は2倍になり、世界経済成長に貢献していることは明白である。
メドトロニック(Medtronic)グローバル上級副総裁で中国総裁の顧宇韶氏は、「メドトロニックは一貫して中国市場を楽観視し、中国は今後、世界最大の医療健康市場になると確信している」と話した。
自信は中国経済の巨大な粘り強さから生まれた
この1年、国際環境が不安定になり、世界経済が各試練に直面する中、中国経済は圧力に耐えながら安定して進歩を求め、回復の勢いを維持した。中国の2022年の国内総生産(GDP)は前年比3%増加し、120兆元を突破した。
世界経済フォーラム2023年年次総会に出席したS&P グローバル・レーティングのダグラス・ピーターソン社長兼CEOは、「中国の消費需要が放出されるにつれ、中国経済は力強い成長を迎えるとみられる。アジア経済の成長は世界経済の回復にとって極めて大きなプラスになる」と話した。
自信は中国経済の沸き立つ活力から生まれた
上海港の埠頭では様々な機械が忙しく動き、「中欧班列ー上海号」が次々と到着する。20社の多国籍企業の地域本部と10社の研究開発センターが設立され、本部の新たなパートナーは増え続けている。人々を興奮させる経済成長物語は中国で続いている。
上海市外国投資促進センターの薛鋒主任は、「上海は2023年に約240億ドルの外資を使用し、新しい多国籍企業の地域本部と外資研究開発センターをそれぞれ60社と25社増やす方向で進める」と自信を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年2月27日