世界の資本及びグローバル企業が今年に入り中国に殺到し、より多くの投資チャンスを模索している。世界の投資家の現金投入による持続的なポジション拡大は、中国経済に「信任票」を投じた。
独紙「南ドイツ新聞」(電子版)は、「BASFが中国南部で100億ユーロを投資する一体化工場は昨年9月に稼働開始した。フォルクスワーゲン・グループは今年1月、20億ユーロ超を投資し中国の自動運転企業と合弁会社を設立すると発表した。Rhodium Groupのデータによると、ドイツ企業の昨年の対中投資額は過去最大の75億ユーロにのぼった。その統計によると、主に大手自動車メーカーと化学工業企業が中国市場に持続的に資金を注入した。他に中国で事業展開するドイツ企業は5200社にのぼる」と伝えた。
米紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」は、「中国経済の長期成長の将来性と消費市場の潜在力に期待していることから、多くの米国企業が続々と中国市場で展開し、中国事業を拡大している。マクドナルドは今年、中国で900店をオープンさせる。タイソン・フーズとホーメル・フーズは将来的に中国で新工場を建設すると発表した。タイソン・フーズは昨年11月、2023年に稼働開始を予定している6軒の新工場のうち半数が中国にあると投資家向けに発表した。ホーメル・フーズのジム・スニーCEOも、24年に引き続き中国事業を拡大すると表明した」と伝えた。
「ウォール・ストリート・ジャーナル」は電子版で、「アップルやフォルクスワーゲンなどのCEOが中国に戻っている。フォルクスワーゲンの重役は1月下旬から2月上旬にかけて中国を訪問した。メルセデス・ベンツの取締役は3月に訪中し、アップルとファイザーのCEOも近日中の訪中を予定している。一部の重役にとっては、現地の事業を視察しマネージャーと会うことが優先事項だが、現地の提携先や政府当局者との面談を好む人の方が多い」と伝えた。
独材料メーカー・コベストロのグローバルシニアバイスプレジデントである雷煥麗氏は、「中国経済の発展の将来性に期待しており、対中投資を持続的に拡大する。当社は中国の新エネ車市場やグリーン電力産業の発展などに商機を見ている。中国は整った製造業全産業チェーンを形成しており、当社により多くの発展のチャンスをもたらした。当社は将来的に循環経済への投資を続け、中国市場への長期的な約束を果たす」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年3月8日