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スイス金融大手UBSは現地時間19日、競合関係にあるクレディ・スイスを30億スイスフランで買収することで合意した。
米NBCの報道によると、スイス国立銀行は「UBSによるクレディ・スイスの買収で、この特殊な状況下で金融安定を維持し、スイス経済を保護するための解決策を見出した」とする声明を発表した。
声明は、「スイス国立銀行は、スイス連邦政府及びスイス金融市場監督機構と協力し今回の買収を促した」と指摘した。情報によると、2つの銀行はスイス国立銀行を通じ流動性のサポートを受けられる。
取引内容によると、UBSの株主はクレディ株22.48株あたりUBS株1株を割り当てられる。この取引により5兆ドル超の投資資産を持つ企業が生まれる。
クレディ・スイスは一連の赤字とスキャンダルに苦しめられていた。このほど米国のシリコンバレー銀行とシグネチャー銀行の危機により市場のマインドに再び衝撃が及び、株価下落を招いた。
ロイター通信によると、UBSとクレディ・スイスはいずれも監督管理機構が注視する30の世界的に重要な銀行で、クレディ・スイスの閉鎖は金融システム全体に影響を及ぼす。
「中国網日本語版（チャイナネット）」2023年3月20日
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