外資系企業の重役による「訪中ブーム」が巻き起こっている。一部の統計によると、全国両会（全国人民代表大会と全国政治協商会議）の後に訪中した著名外資系企業重役はすでに100人弱にのぼっている。

　スワイヤー・グループのマーリン・スワイヤー執行総裁は、「新たな、高品質の発展のチャンスに心躍らされている。中国の現代化は、中国人の美しい生活の持続的な成長に対する憧れを意味する。これはより質の高い製品とサービスを提供するグローバル企業に大きな発展スペースを提供し、また当社が長期的に対中投資に取り組む自信の源でもある」と述べた。

　メルセデス・ベンツ・グループのオラ・ケレニウス取締役会会長は、「私は北京の他にも上海、香港、杭州などの都市を訪問する。当社は引き続き全面的な対中投資に取り組む。中国の高品質発展と対外開放は当社に得難いチャンスを提供した」と述べた。

　多くのグローバル企業は中国市場を深耕する自信を示し、また投資拡大の実際の行動により中国市場に「信任票」を投じている。

　アストラゼネカが青島で約4億5000万ドルの投資総額により工場を新設する。アムウェイは6億元の追加投資により広州生産拠点のアップグレードを行い、業界間の研究開発協力及び成果の転化を促進するヘルスケア共有プラットフォームを構築すると発表した。

　中国経済は現在、安定しつつ回復する流れが顕著であり、積極性が持続的に引き出されている。データによると、中国経済は今年に入り安定しつつ回復しており、1-2月の実行ベース外資導入額は400億ドル弱と増加の流れを保っている。これは中国が外資系企業にとって投資の大きな魅力を持つことを再び示した。

　国際通貨基金（IMF）のゲオルギエバ専務理事はこのほど、「中国経済は発展の強い勢いを示している。今年の世界経済成長に対する寄与度は3分の1を超える見込みで、その他の国に重要なチャンスをもたらす」と述べた。

　商務部の王文濤部長は、「中国という市場は選択肢ではなく必要不可欠と、多くの外資系企業から聞いている。中国市場は急成長する開放的な市場であり、さらに共有の市場だ」と述べた。

　「中国網日本語版（チャイナネット）」2023年4月7日