5日付シンガポール紙「ザ・ストレーツ・タイムズ」は、「中国でGDPが2位の省、グリーン経済とイノベーション力の発展に注力」と題した記事を掲載した。要旨は下記の通り。

　南京市の江心洲は市中心部から約6.5キロ離れている。島にあったブドウ園や旅館などは現在すでに緑地と人工知能（AI）産業団地に置き換わっている。ここに入居しているハイテク企業にはファーウェイやテンセントなどがある。島にはさらにインキュベート拠点が建設され、低炭素経済の発展に取り組む企業にコワーキングスペースを提供している。

　江蘇省はグリーン経済を重視しており、持続可能な都市計画に関するシンガポールの専門知識を積極的に参考にしている。江心島のオフィスと民家は太陽エネルギーによって給電され、島の路線バスは電気で動く。現在「シンガポール・南京エコテック島」と呼ばれる江心洲は、環境にやさしいスマートシティの建設に向け青写真を描く。島にはハイテク産業団地、住宅地、水遊びできる公園、学校がある。

　中国が独自の科学技術の研究開発を積極的に推進する中、江蘇省政府は同島とその他の科学技術団地から先端テクノロジーが持続的に生まれることを願っている。同島はシンガポール・江蘇協力理事会の枠組み内の重要な地域性対外経済協力プロジェクトで、インフラ整備により様変わりしている。島の大半の企業が水処理、環境保護、AI、スマート交通などに従事している。自動運転テック企業が島で自動運転路線バスサービスを提供している。

　「中国網日本語版（チャイナネット）」2023年5月6日