中国東方航空は5月28日、中国商飛(COMAC)が納入した大型旅客機C919を使って上海虹橋空港から北京首都国際空港に向かうMU9191便を運航し、同機にとって世界初の商業旅客飛行を開始した。
中国の国産大型旅客機C919の初の商業飛行が成功したことは世界的に注目されている。世界2大旅客機メーカーのボーイングとエアバスもお祝いのメッセージを送った。複数の海外メディアは、C919の初の商業飛行を「マイルストン」の出来事と伝えている。
中国東方航空は5月28日、中国商飛が世界で初めて納入した大型旅客機C919を使って、上海虹橋空港から北京首都空港に向かうMU9191便を運航した。
CNNは、C919が国内線や地域内国際線でよく使われているエアバスA320やボーイングB737のナローボディ機にとって直接のライバルになるとの見解を示した。
ウォール・ストリート・ジャーナルは、C919の初の商業飛行について、ボーイングとエアバスが中国市場で挑戦を受けたことを意味し、挑戦の規模はまだ小さいが、象徴的な意義があると報じた。
BBCの報道によると、中国商飛のC919は、エアバスとボーイングの単通路ジェット機の主導的な立場を崩すと期待されている。
ロイターは先日、エアバスA320とボーイング737シリーズをベンチマーキングする中国商飛が製造したC919が単通路・ナローボディのレイアウトを採用し、すでに多くの試験飛行が実施されていると伝えていた。C919の商業飛行は「マイルストンとなる出来事」で、中国は世界の航空業界で長年にわたるエアバスとボーイングの独占を打破する可能性がある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年6月4日