国産車載半導体に新たなチャンス到来

中国網日本語版  |  2023-07-18

国産車載半導体に新たなチャンス到来。

タグ:国産車載半導体

発信時間:2023-07-18 13:56:51 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 車載半導体メーカーの芯旺微が先月、科創板でのIPOが受理された。自動運転半導体メーカーの黒芝麻智能はこのほど、香港証券取引所に上場申請書を提出し、国内自動運転半導体の香港初の銘柄に向けスパートをかけた。資本市場の半導体分野への投資の意欲が日増しに高まっている。


 統計によると、昨年の世界の車載半導体の市場規模は約3100億元。持続的な開発と需要増に伴い、同市場規模は2030年までに6000億元を超え、企業に重大な契機をもたらす見込みだ。


 天眼査のデータによると、中国の半導体関連企業は現在49万5000社超で、うち昨年の新規登記企業は32.7%増の11万2000社超。今年1−6月の新規登記企業は3万8000社超。


 自動車のスマート化と電動化の流れを受け、自動車のコストに占める半導体の割合が持続的に上がっている。統計によると、自動車のコストに占める電子部品の割合は12年の25%から21年の55%に上がっており、1台に必要な半導体が1000個を超えるほどだ。企業の半導体年間生産能力は5000万個以上で、国産化・量産化を実現すると同時に製品価格を大幅に下げている。


 国の政策の支持を受け、中国のスマートカー業界の景況感が近年、持続的に高まっている。自動運転は自動車産業発展の主流の方向になっており、25年までに世界の3割弱の自動車が自動運転機能を備えることになる。科創板研究センターのデータによると、今年上半期の科創板のIPO調達額は877億元で、うち48%が半導体メーカーだった。自動運転半導体が科学技術及び人工知能の2分野を占めていることから、資本市場でより注目を集めやすい。


 国レベルで近年、車載半導体技術の研究開発を促す関連政策が次々と打ち出され、かつ半導体サプライチェーンの建設が強化されている。これは自動運転半導体の発展に大きなメリットをもたらした。また上汽、長安、BYDを始めとする国内トップ自動車メーカーも、車載半導体の国産化率を高める案を出し、国内自動車メーカーの国産半導体導入を積極的に促している。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年7月18日


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