(二)中国との自発的な「デカップリング」が極めて幼稚な観点であることは証明済みだ。例えば米国が中国を締め出そうとしているハイテク分野は、今年の服貿会の最大の見所の一つになった。
4年連続で服貿会に参加している米企業のクアルコムを例とすると、5G、大規模言語モデル(LLM)、仮想現実(VR)などのハイテクを今年の展示の重点としている。クアルコムは、中国市場の発展の将来性への自信を再び示した。
さらに英国の反中政治家がしばしば中国とのデカップリングを主張しているが、今年の服貿会の主賓国である英国は60超の英国企業及び機関でつくる過去最大規模の代表団を派遣した。英国はまた、中国の市場は大きなチャンスを育んでおり、金融サービスや教育などの分野での協力掘り下げに期待すると表明した。
中国に進出しなければ世界の競争力を維持するため必要な経済規模を得られない、これは多くのグローバル企業にとっての基本的な現実だ。米国と西側では現在いわゆる「脱リスク」の声が聞かれるが、これほど大きな中国市場を見て見ぬ振りできる者がいないことは間違いない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年9月4日