スペインの「ポリティカ・チャイナ(中国政策観察)」は8月26日にウェブサイトで、スペインの中国専門家フリオ・リオス氏が書いた「『一帯一路』構想に対する2種類の反応」と題する記事を掲載した。同氏は以下のように記している。
2023年は「一帯一路」構想発表から10周年に当たる。この10年間で「一帯一路」構想は長期的なプロジェクトであることが証明された。
同構想に対して世界は2種類の反応を示した。開発途上国は、特にインフラ整備という切迫したニーズに焦点を当てた代替プログラムを歓迎している。中国が主導する計画は、かつて資金不足だった分野を指向的に支援し、独特かつ大きなギャップを埋めた。
一方で一部の先進国は、当初の曖昧な態度が、ある種の競争をするような敵対的なものへと変わった。実際には「一帯一路」を恐れるのは賢明ではない。
今や「一帯一路」は公共財となって、中国国内だけでなく、世界の現代化に明確な貢献を果たしている。
中国は自国の歴史と伝統を参考にするだけでなく、協議・交渉、対話、関係管理を通じてさまざまな方法で協力を進めている。西側諸国と全世界が中国に関心を持っている。中国のプロジェクト、理念、手法なくしてグローバルガバナンスは成り立たない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年9月17日